去る1月17日(日)、毎年恒例となる仮設住宅交流事業『カラオケ温泉バスツアー』を行いました。当事業は、仮設住宅での生活を強いられた住民さんに、年に1度大好きなカラオケと心地よい温泉で大いに息を抜いて楽しんでいただこうということで、3年前に始めました。
東北大震災から足掛け5年、石巻市内に134か所7,122戸設置された応急仮設住宅の入居戸数は平成28年1月1日現在で4,277戸、入居人数は9,031人、入居率60%となりました。自力再建された方、復興公営住宅へ当選され移転する事が出来た方、未だ見通しの立たない方、様々な環境の中それぞれが前向きに進んでいます。
当初は被災したことによるストレスの発散が目的だった当事業ですが、現在では『復興・再建へ向けて英気を養う』ための宴といった意味合いが、自然と強くなっていると感じます。
温泉の好きな人はゆったりと温泉に浸かり、歌の好きな人はカラオケを楽しみ、それぞれが思い思いの時間を過ごします。そして、このツアーのもう一つのお楽しみ、それが大抽選会です。トイレットペーパーや食器洗剤、カップラーメンなど様々な日用品を用意するのですが、この度は、鹿児島のタレント、モデル、アーティストの方々で結成されている東日本大震災復興支援チャリティイベント「元気のバトンプロジェクト」様より後援をいただき、【元気のバトンプロジェクト賞】としてオーブントースターやホットプレート等いつもより豪華な賞品を用意させていただくことが出来ました。
未だ全国の皆様から応援をいただけていることに感謝すると共に、これから起こるべき事態を阪神淡路大震災に学び、完全なる復興へ向けて平成28年もしっかりと歩んで行きたいと思います。
※本年度のカラオケ温泉バスツアーは宮城県の助成により執り行わせていただきました
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