弊会では平成26年10月に緊急連絡先カードを製作・発行いたしました。
仮設住宅では、一人暮らしの方や、家族が仕事に出て日中一人で過ごす方などが倒れた際、家族の連絡先が分からず会長さんが病院に付き添わざるをえなくなったといったケースが発生しており、自治会の方々が大変な苦労をされているのが現状です。そうした声を受け、「何とか少しでも改善できないか」と考案したのが本カードです。
はがきサイズで、冷蔵庫に磁石等で貼っておき、必要なときに裏返して連絡先を見ることができます。
なお、石巻市においては、
●石巻市社会福祉協議会が65才以上の高齢者で希望する人並びに必要と判断した人に配布している「あんしんカード」
●石巻地区消防本部が75才以上の高齢者及び65才以上で緊急通報装置を保有する人に発行している「安心カード」
上記2件の取り組みもありますが、弊会の「きんきゅうカード」は、年齢制限を設けず、世帯単位で使っていただける形にしてありますので、それぞれのご家庭の事情に合わせて使っていただきたいと考えています。
もしものとき、周囲の方に助けていただくためにも、本カードが「自分や家族は大丈夫か、ご近所で心配な方はいないか」といま一度考えるきっかけになり、助け合いの意識が高まっていくことを願っています。
連絡スタッフの手で一つ一つ丁寧に包装された「きんきゅうカード」は希望する方に無料で配布されています。
メディア掲載記事
河北新報ONLINE NEWS -仮設住民に緊急連絡先カード作製・石巻-
朝日新聞DIGITAL-宮城)緊急連絡先は冷蔵庫に! 石巻仮設自治連がカード-
きんきゅうカードの携帯版 『つながりカード』 発行 2015/12/15追記
厚生労働省は2025年を目処に地域包括ケアシステムの構築を目指しています。これに先駆け、自分で出来ることは自分でやる『自助』、見守りや助けあいでカバーする『互助に』着目し、きんきゅうカードの携帯版を作成しました。
このカードは、人と人の「つながり」を感じていただけるよう、ご自身の家族以外に、信頼のおけるお友達などを『ご近所さん』として記入できるようにしました。いざというときの「ささえあい」にご活用ください。