2019.3.11
仮設住宅アーカイブプロジェクトへのご寄付のお願い
東日本大震災より、8年を迎えました。
石巻市内では、いまも150人の方が仮設住宅での暮らしを余儀なくされています。
3月17日には、市内最後となる災害公営住宅の入居開始となり、災害公営住宅の整備は完了します。
本年の夏頃にはようやく市内の仮設住宅の入居者が0になり、解消となる見込みです。
阪神淡路大震災の時には、仮設住宅の解消は4年10ヶ月の歳月を要しましたが、
それと比較しても約2倍の歳月となります。
※石巻最大の仮設住宅密集地、開成・南境地区の2012年と2019年の比較写真
仮設住宅が解消しようとも、災害に起因する課題は多く、
復興公営住宅移転後のコミュニティのこと、住民ひとりひとりの心理的な問題、
災害により加速した、産業の衰退、人口の流出・減少、高齢化など…
石巻じちれんは、そういった課題にも住民とともに向き合いながら、
「市内の仮設住宅で何が起きたか」「暮らしの再建を阻害したのはなんだったのか」
「仮設住宅で暮らすなかで助かったこと・困ったこと…」など、
仮設住宅の8年のあゆみを住民の声をもとにまとめ上げ、
来てほしくない未来の災害を見据えた生活再建のバイブルをつくるプロジェクトを行ないます。
たとえば「被災した住民にとっての仮設暮らし~再建までの道案内」となるもの
たとえば「支援者が被災住民にとって本当に必要な支援をおこなうための手引書」となるもの
たとえば「行政が被災住民救済のための施策がおこなうための提言書」となるもの
しかし、なかなか資金の獲得に難航しているのが現状です。
「わたしたちは仮設で生まれた団体だから」
これは、当団体に勤める仮設住宅で会長をしていたあるスタッフの言葉です。
私達は仮設住宅から生まれた住民団体であるからこその使命として、
市内の仮設住宅の記録と検証を行ない、その記録を書籍化等で発信し、
次の被災地、仮設住宅の支援を行なう団体等に提供し、
日本の未来への財産を残したいと考えています。
いただいたご寄付は被災者の自立の為に大切に使わせて頂きます。
皆様のご支援、ご協力をお願い致します。
一般社団法人 石巻じちれん
【寄付金の使用目的】
・仮設住宅アーカイブプロジェクトへの活動資金として。
・石巻市の復興公営住宅ないの「孤独死」を亡くすための取り組みとして。
ー ご寄付のお振込み先 ー
口座名義 【一般社団法人石巻じちれん(イッパンシャダンホウジンイシノマキジチレン】
銀行名 【ゆうちょ銀行】
金融機関コード 【9900】
口座種別 【普通】
◆ゆうちょ銀行から◆
記 号 【18170】
番 号 【38618121】
◆ゆうちょ銀行以外から◆
店 名 【八一八(ハチイチハチ)】
口座番号 【38618121】
恐れ入りますが、振込み手数料はご負担下さい。
〔ご注意〕石巻じちれんはご寄付金に対する税制が優遇される特定公益増進法人ではございません。