2015年11月23日(月)仮設南境第5団地集会所にて10時から、仮設渡波第2団地集会所にて14時から中平マリコさんによる、日伯外交関係樹立120周年記念曲『イペ音頭』歌と健康盆体操発表講習会が行われました。

【中平マリコさん】
ブラジルと日本を歌でつなげるシンガー。1972年に日本テレビ「スター誕生」決勝大会で最優秀歌唱賞を受賞、1973年には読売テレビ「全日本歌謡選手権」にて10週連続で勝ち抜くなど実力派のアーティスト。「イペ音頭」は中平マリコさんが作詞作曲し、ブラジル健康体操協会が振り付けを考案した健康体操。この制作事業は外務省「日ブラジル外交関係樹立120周年記念事業」の認定事業でもあります。

【イぺ(ipe)とは】
イペの花
ブラジルの国花で春の訪れを象徴する広葉樹に咲く花。その姿は日本の桜とシンクロし、遠い祖国に思いを馳せるブラジル日系人も少なくないようです。「イペ音頭」は、遠く離れた祖国日本を愛するブラジル日系人と、ブラジルを敬愛する中平マリコさん自身の心を両国を象徴する国花を通して結ぶ歌でもあるようです。

【南境第5団地での講習会の様子】
今回行っていただいた「日伯外交関係樹立120周年記念曲『イペ音頭』歌と健康盆体操発表講習会」はブラジルでも開催されており、体操人口は120万人にも上るそうです。仮設南境第5団地ではイぺ音頭のほか、ブラジルで愛されている「さくらさくら」「せいくらべ」など四季にちなんだ日本の歌を数曲、美空ひばりさんのメドレーやオリジナルソングを披露していただきました。2013年に初めて仮設南境第5団地へおいで頂いてから、2014年に続いて今回で3度目となります。最後は『花は咲く』を皆で歌い、来年の再開を約束していただきました。

編集後記:
南境第5団地では、再建を果たし仮設を出て行かれた住民さんにもイベントなどの連絡を行っているそうです。今回も5名ほどの参加がみられたということで、仮設を出てもなお結ばれている関係は、まさに中平マリコさんの『ブラジルと日本を結ぶ』心と通じるものがあるように思います。いつかは無くなってしまう仮設住宅ですが、このような『つながり』を維持することが出来れば、大きなマンションタイプの集合住宅へ移っても安心してすごすことが出来るのかもしれません。

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