『巻の人間国宝』認定 第2号
認定日2015年2月24日
柳田 久義(やなぎだ ひさよし)さん
昭和9年3月3日生
分野 地域貢献
詳細 ボランティア活動
自身は2013年12月に自立再建を果たしましたが、その後も渡波第2団地の自治会副会長として、現在も毎日集会所(渡波第2団地集会所)へ足を運び、コミュニティー形成のサポートや諸問題の解決に取り組んでいます。また、趣味の写真撮影を生かし作品を集会所へ掲示し住民の皆さんに安らぎの場を提供し続けています。
75歳でカメラを手にした柳田さん。震災後もシャッターを切り続け、何もなかった寂しげな集会所の壁に作品を飾りつけたのがきっかけで現在もその活動を続けているそうです。実は柳田さんは「石巻写友会」の会員として年4枚の作品を展示会へ出品し、多くの入選歴を持つほどの腕前の持ち主です。「(作品の提示は)自分の為になるし、皆さんに見て喜んでもらえる。」そう言う柳田さんは、「仮設に住んでいる方が、復興住宅・自立再建して退居完了するまで皆さんと楽しみながら(活動を)続けていきたいと思います。」と今後について語ってくれました。
そんな柳田さんについて住民の皆さんは「(作品が)とっても良いです。」「色々な写真を撮って皆に見せてもらえるのが、うれしいです。」「仮設に住むみんなの為に頑張ってもらっています。」「柳田さんがいてくれたお蔭で、こうしてお茶会も毎日できています。」と口々に感謝の言葉を聞かせてくれました。
【取材者から見た柳田さん】
仮設(仮設渡波第2団地)に伺う事が多いですが、ほとんど毎日のように集会所にいてくれて、皆さんの様子をつぶさに把握し『元気でいることを確認している姿』に頭が下がります。また、皆さんと集会所でお茶っこしながら懇談をしている状況をみると何か『ほっと』させられます。
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